8/30/2008

Mr. Yutaka Kobayashi

 ピアニストの小林裕さんがレコーディングでニューヨークに来てました。裕さんと奥さんのゴエさんは私が大学時代にずーっとお世話になりっぱなしだった方々で、音楽のことのみならず、ご飯をごちそうになったり、人生相談をしてもらったりと、本当に親代わりの存在でした。オーストラリアのド田舎から上京してきた私でしたが、日本では『初任給は親に食事をごちそうするもの』という知識ぐらいは持っており、念願の初ギグでお金が入った時には、すぐにお二人と一緒に中華街に行ってごちそうさせていただきました。それぐらいお世話になった方々で、初任給で一緒にご飯に行けた時は私も本当に嬉しかったです。それから裕さんとゴエさんが日本に帰られるまでたくさんの事を教わりました。一緒に演奏していて面白かったです。

 あれから10年もたったでしょうか。去年、ニューヨークにアレンジャーとしてレコーディングに来ていた裕さんと久々に再会をはたし、今年もまたお会いする事ができました。今回もお疲れのところなのに、私の人生相談にのって頂きました。本当にすみません。どうも裕さんとゴエさんには昔から甘えが出てしまう自分がいます。『一平ちゃんには一平ちゃんにしかできない音楽とか仕事があるんだからさ』という言葉には救われました。地道に頑張って、笑われても気にしないで我が道をいきたいと思います。あと、つまらないことでブログを休止していた私だったのですが、『ブログ書いてよ。こっちも安心するからさ』と言っていました。押忍、絶対に書きます。

 裕さんとゴエさん、日本で体に気をつけてお過ごし下さい。

I had a bit of reunion with my old friend, Yutaka Kobayashi. When I was at the music college in Boston, he and his wife, Ghoe, helped me a lot. They were more than just friends but like my parents. In Japan, we had a custom to take our parents out for a dinner when we get the first salary. Guess who I took out to a nice Chinese restaurant in Chinatown after I got my first gig. I learnt a lot from him till they went back to Japan. I really enjoyed playing music with him too. I will never forget their kindness.

Yutaka knows that I have been having trouble deciding which direction I should take on my music. He said "there are the music and the work which only Ippei can do." I was saved by this word.

Yutaka-san and Ghoe-san, I wish you good health and good luck.

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